経営ヴィジョン2016年版

河野農園の経営ヴィジョン

 1)農は国の基本である。農業として最も先進的である自然との共生を重視した木村式自然栽培方式により、地域の独自性を持ちかつ永続・循環する農業を営むことにより、農業者としての個人の自立と、併せて自立農家間の深い信頼関係(絆)に結ばれた地域社会を構築する。

 2)先ずは、日本海側山間部において、永続可能な高付加価値農産物を産出し、環境にも配慮した自然栽培型農業を進めることにより、安全安心なおいしい野菜を生産し販売する小規模であるが独立心旺盛な自営農家を育成し展開する。
   また、そうした農家と消費者である都市高齢者との連携を密にすることにより、都市高齢者の移住・就農機会を提供し、都市高齢者の自立と交流を深める中で、両者双方の健康寿命拡大を図る。結果として、
都市部での医療支出・介護支出の減少

② 都市住民(特に高齢者)は、金融資産から、健全な農地という実物資産への転換と村社会での人的つながりを持つことにより新たなふるさとづくりを進める

③ 農山村においては、新規居住者・就農者の確保と、
都市からの移住者による都市部への出荷先の確保を可能にする。

彼らとの共同作業により、荒廃衰退する山林の保全・河川水路の維持保全を行う。
   これにより、農村と都市部の人的・資金的・食料的連携が促進される。
   農村においては、地域生産人口の確保と地域振興を可能にすると
ともに
   都市部においては、健全な老後を送れる安心感と安全安心な農産物の
   確保を可能にし、双方にとってメリットのある関係を構築する。
これを、「農村都市部高齢者連携(農高連携)・農村都市部連携(農都連携)」と呼ぶ。

3)最終的には、これを世界に広めることにより、今主流となっている
効率重視・高利益追求を目指し、生産と消費の分離、財の偏在、格差
拡大に陥った金融主導・大量生産・大量消費のグローバル型経済モデルから
家族を主体とし、地域固有の伝統・文化の上に立って、
自然との共生に配慮した農業をベースとした生産・消費の循環型経済モデルの構築と
その世界展開を進める。


そうして、競争と共生のバランスを取りながら

世界を老いの不安・苦しみから解放し
若者には、将来独立する夢を与え
消費偏重・個人重視・一代限りの
刹那的世界観から離脱し
家族を大切にし、永続する時間を取り戻し
結婚による人類再生のリズムを取り戻す。


地方においては祭礼を軸とした、
地方文化の醸成と地域社会の再活性化を図り、
家族の絆とそれを支える就労形態を定着させる。

すなわち
短期利益中心のグローバル資本主義によって損なわれた
経営合理性一辺倒の世界から少し距離を置く。
地域の文化・信仰・価値観を尊重し
各地域固有の自然が保有する多様性・バランス感覚に学ぶ
循環型経済モデルを構築する。
個人・家庭・地方・国家レベルでの自立と尊厳を取り戻し、
自立した個人・家庭・地方・国家間での信頼と相互扶助の絆に
支えられた世界を再構築する。